Heads of Delegations from UN Associations of China, and ROK and host country Japan visit the Tea Ceremony Dojyo at the end of their two-day conference in Tokyo. (26/08/2019)

 Grand Master Sen Zenshu held a demonstration tea ceremony and explained its significance including the basic philosophy of Sado based on its principle of four forms: “Wa, Kei, Sei, Jyaku”. He explained the philosophy developed by the founder of the way of tea, or chado, SEN no RIKYU (1522-91), who perfected the style of chanoyu based on the wabi aesthetic and elevated chanoyu into the way of tea aimed at purifying the atmosphere to harmonize the relationship between the host and guest.

右から朴興淳(Heung-soon Park)・李端恒(Seo-Hang Lee)・長谷川祐弘(HASEGAWA, Sukehiro)・千玄室(SEN Genshitsu)・李浩愼(Ho-Jin Lee)・明石康(AKASHI Yasushi)・王颖 (Wang Ying)・雀種武(Jong-moo Choi)・久山純弘(KUYAMA Sumihiro)



李浩愼(Ho-Jin Lee)・王颖 (Wang Ying)・明石康(AKASHI Yasushi)・雀種武(Jong-moo Choi)


 和敬清寂(わけいせいじゃく)とは、茶道の心得を示す標語で、意味は、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすることという意である。 特に千家ではこの標語を千利休の定めた「和」、「敬」、「清」、「寂」を表す「四規」として重要視している。

 “Wa, Kei, Sei, Jyaku” form the basic philosophy of Sado, stating the importance of purifying the atmosphere of the ceremony to soothe the guest’s heart.


佳辰というのは良き日、良き月、めでたい日、
令月とは万事を成すのに良い月という意味。


 茶道は芸術性、宗教性、哲学性、社交性といったすべてのものを包み込む、まれに見る総合的な文化であります。

 私は、この60有余年「一碗からピースフルネスを」という言葉を掲げて、この茶道のこころを 国内外を問わず 世界中の人々に伝えるために努めてまいりました。

 このインターネット・ホームページを通じて、茶道の伝える「和敬清寂」の理念が本当の意味での世界人類共通の願いである平和と幸せのために少しでも役立つことが出来ればと念じております。


〔プロフィール〕
 大正12年、京都府生まれ。同志社大学卒業後、ハワイ大学修学、韓国・中央大學校大学院博士課程修了。昭和24年、大徳寺管長後藤瑞巌老師のもとで修行得度、斎号『鵬雲斎』安名『玄秀宗興』を受け若宗匠となる。昭和39年10月、裏千家第15代家元となり今日庵庵主として宗室を襲名。平成14年12月、嫡男千 宗之に家元を譲座し、汎叟千 玄室大宗匠。(哲学博士、文学博士)

 「一碗からピースフルネスを」の理念を提唱し、道・学・実をもって世界60数か国を300回以上歴訪し、茶道文化の浸透・発展と世界平和の実現に向けた活動を展開している。裏千家の海外拠点は34か国・地域107箇所となり、昭和45年に設立の茶道留学制度により42か国から約400名の修道生を受入。

 中でも平成12年及び平成22年には国連事務総長、各国の国連代表らが出席の下、国連総会において、平成19年及び平成25年には米国上下両院議会において、また平成23年には太平洋戦争発端の地、ハワイ真珠湾のアリゾナ・メモリアルにおいて、平成24年にはユネスコ本部において、平和祈念献茶式を厳修した。

 現在、外務省参与、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使(外務省)、日本国 観光親善大使(観光庁)、公益財団法人日本国際連合協会会長、公益財団法人ロータリー日本財団理事長、公益財団法人日本オリンピック委員会名誉委員、公益財団法人京都市国際交流協会理事長、京都市生涯学習総合センター所長、公益社団法人日本馬術連盟会長、更に、平安女学院名誉学院長、京都大学大学院特任教授、大阪大学大学院客員教授、中国芸術研究院芸術顧問、中国・天津商業大学裏千家茶道短期大学学長、同・南開大学顧問教授、同・浙江大学名誉教授、ハワイ大学教授等100以上の公職、役職を持つ。平成3年、外国人として初の論文審査による哲学博士号を南開大学より授与され、平成20年、韓国・中央大學校より文学博士号を授与される。また世界の大学で日本文化・茶道の講座を多数開設し、内外多くの大学より名誉学位及び博士号を受けている。

 紫綬褒章、藍綬褒章及び文化功労者国家顕彰、勲二等旭日重光章、文化勲章を受章。海外でもレジオン・ドヌール勲章オフィシエ(フランス)、独立勲章第一級(UAE)、大功労十字章(ドイツ)、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団最高位大十字騎士(カヴァリエ)勲章、文化交流貢献賞(中国)、国際ロータリー栄誉賞他、各国より多数受章。


(Source: http://www.urasenke.or.jp/textb/message/message.html, Accessed on August 29, 2019)