【国際機構論】12月16日 功刀 達郎 氏 国連大学高等研究所客員教授

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しばらく更新がとどこおっておりまして申し訳ありません。今回は12月16日の国際機構論の模様をお送りします。

【功刀 達郎 氏 国連大学高等研究所客員教授】

①ゲストのプロフィールご紹介

国連大学高等研究所客員教授
コーネル大MA、コロンビア大Ph.D.、ハーグ国際法アカデミーDiploma。国連法務部、中東PKOを経て、外務省ジュネーブ代表部公 使等歴任。
84‐90年、国連事務次長補(カンボジア人道援助担当事務総長特別代表と人口基金事務次長を各3年)。
90年からICU教授。現在国連大学高等研究所客員教授を務める。

②講義要旨

今回講義をしていただいた功刀教授は、長い間国際NGOの活動に関して研究を行っています。
本講義では「国際NGOと国連の協働 ~グローバル公共政策の新領域~」と題しまして、国際NGOの歴史的な変遷、国際社会における役割に関してお話しいただきました。

そもそもNGOと言う社会アクターが生まれた歴史的なルーツはどこにあるのか。そしてその社会的な役割は長い国際社会の歴史上においてどのように変化していったのかなど、国際NGOのプロフェッショナルである功刀教授ならではの興味深い内容の講義となりました。また、Accountabilityという言葉の政治的な意味を通じて、社会におけるNGO、企業の責任の重要性を強調されておりました。

グローバル化されていく国際社会において、国際機関のパートナーシップ概念の重要性に関するお話が新鮮で、印象的でした。

(リポーター:法学部国際政治学科2年 長島 啓輔)
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