【外交総合講座】4月30日 外務省地球規模課題審議官(現外務省国際法局 局長)鶴岡公二氏


前期に来ていただいた、総合外交講座のゲストをご紹介、
5回目となる今回は外務省地球規模課題審議官(現外務省国際法局 局長)鶴岡公二氏です。

【4月30日 外務省地球規模課題審議官(現国際法局 局長) 鶴岡公二氏】

①ゲストのプロフィールご紹介

外務省地球規模課題審議官(現、国際法局 局長)
1976年東京大学法学部卒業、同年外務省入省、78年ハーバード・ロースクールにて法学修士取得、79年外務省アジア局南西アジア課、82年条約局条約課長補佐、86年在ソビエト連邦日本大使館一等書記官、88年在アメリカ合衆国日本大使館一等書記官、91年経済局国際機関第一課企画官、94年条約局法規課長、96年北米局北米第二課長、96‐98年上智大学非常勤講師、98年北米局北米第一課長、東京大学教養学部客員教授、2000年在インドネシア日本大使館公使などを歴任

②講義要旨

2008年4月30日に法政大学の外交総合講座において外務省地球規模課題審議官を務めておられる鶴岡公二様に講義をして頂きました。

講義のテーマは「地球規模課題とG8サミットに向けた日本の取組」。

最近、地球規模の課題が日本中で議論されており、洞爺湖サミットやTICADⅤは特にそれらに関する主要な議論の場として説明をしていただきました。

特に7月7日より開催される、洞爺湖サミットには注目が集まっており、このサミットのテーマは、アフリカ問題、環境・気候変動問題、また、世界経済問題を途上国も含めて行うという3点であるということをお話されていました。

洞爺湖サミットの議長国である日本は、洞爺湖サミットに向けて、クールアース推進構想を提案しており、推進構想の3つの柱は、「ポスト京都フレームワーク」「国際環境協力」「イノベーション」であるとのこと。

地球規模の課題を考える上で、ミレニアム開発目標が重要であることを指摘し、2008年はミレニアム開発目標の中間年でもあるため、どの程度達成できているかに注目が集まっているという点を指摘されています。