【国際機構論】2010年7月13日(火) 長谷川祐弘法政大学教授 

本日の国際機構論は前期最後の授業として、総括講義を長谷川教授がいたしました。総括講義は国際政治の歴史から始まり、産業革命による国力増加でバランス・オブ・パワーが崩れ、国際会議の役割が重要視されるまでの歴史の流れ、そして第一次世界大戦の終わりから第二次世界大戦への間に国際連盟が果たした役割とできなかったことを説明された。国連や他機関、国家などの各アクターの意思決定の違い、さまざまな条約によって作られてきた国際法と国内法の違い、国連の正当性や世界平和という究極的目標、核不拡散や核軍縮における問題、国連を通したさまざまな外交の方法について総括をしました。最後に、2000年の国連ミレニアム宣言に対する2005年の成果文書についてその原則を説明され、ミレニアム開発目標や平和と人権、法の重要性、そしてそれらに対する国連の重要性を説明しました。(三須)

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【ゼミ活動】7月6日(火) ゼミ前期試験及びゼミ長選挙

本日はゼミ試験及びゼミ長・副ゼミ長選挙を行いました。
厳正な選挙の結果、
ゼミ長・国際政治学科2年 野田 悠将
副ゼミ長・政治学科2年 高橋孝太朗、国際政治学科2年 近藤れな
に決定いたしました。これから半年間、長谷川研究室はこの体制の下、活動を行って参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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【国際機構論】2010年7月6日(火) 長谷川祐弘法政大学教授 

本日は長谷川教授によりASEANの進展と課題―経済統合を中心に―というテーマで授業が行われた。講義のなかで、まずASEANがどのように形成され、どのようなプロセスによって成長してきたかをお話しされた。このなかで随時、欧州統合との違いや類似点、また教授ご自身のアジア各国でのご経験にも触れられた。また、ASEANの抱える課題、経済統合からASEAN共同体のヴィジョンを説明され、EUと比べ、なぜアジアでは統合のペースが遅いのかを説明された。その理由として事務局の力の弱さ、アジア各国に政治レベルで統合しようという強い機運の欠陥を挙げられた。日本とASEANの関係を述べたのち、農業の自由化、人・サービスの自由化における問題を説明された。この中で、長谷川教授は日本の外国人看護師の受け入れ問題について触れられた。最後に、日本の対ASEAN援助の必要性とASEANの域内貿易が進んできていることを挙げられた。総括としてASEANの経済統合はゆっくりと成果をあげてきていると締めくくられた。(野田悠将)

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【ゼミ活動】6月29日(火) 人権班プレゼンテーション「タリバンの女性に対する人権侵害」

本日のゼミでは、「タリバンの女性に対する人権侵害」のテーマで人権班によるプレゼンテーションが行われました。アフガニスタンとタリバンの基礎的知…

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【Global Governance】2010.6.23 (Wed) Professor Yasui calls for balance between the earth capacity and human behavior.

2010年6月23日のGlobal Governance では、東京大学名誉教授、国際連合大学名誉副学長である安井至さんをお迎えし、「持続可能な未来のために」というテーマの下講義していただきました。最初に安井氏は、経済活動が環境問題の主たる原因であり、特に化石燃料の利用が最大の問題であると主張しました。グローバル化が進む中で、持続可能な開発を目指し、ミレニアム開発目標を達成することが、地球温暖化を含む環境問題を解決するために重要であると述べられました。またこれらを解決していくために、省エネを目指す新しい技術的概念やライフスタイルを、日本のコタツなどを例に挙げて提案されました。(木村)

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【Global Governance】2010.6.16 (Wed) Aginam Spoke About Need for Reduced Inequalities and Improved Medical Access for Africans

On June 16th, Mr. Obijiofor Aginam from the Institute for Sustainability and Peace, United Nations University Headquarters, gave a lecture on “Africa in a Globalized World” at Hosei University. He explained about the historical and political backgrounds of African countries shaped in colonial and the Cold War periods in detail. Also, he pointed out the global inequalities in terms of economic and intellectual development that are centered in Africa. He made a detailed reference to the establishment and works of WTO for AIDS and HIV and pointed out a need for improved medical access in order to decrease the number of infected persons. He suggested that for Africa, various reforms of not only the internal issues but also international systems are essential so as to overcome the inequalities. (Ryosuke Ohyama)

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【国際機構論】 2010年6月15日二村まどか様 国連大学 Academic Programme Officer

国連大学サスティナビリティと平和研究所の学術研究官の二村まどか様が国際刑事裁判所(ICC)や国連のアドホックな刑事法廷(ICTY, ICTR)についてご講義されました。講義の中で、それらの創設過程から、役割、問題点などについて詳しく説明を頂きました。

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【Global Governance】6月9日 長谷川祐弘 法政大学教授

本日は、長谷川教授が国際化した経済のグローバルガバナンスについて講義されました。世界大戦前後の世界の経済理論、経済分野における哲学者の主な思想などについての説明が詳しく行われました。日本に置き換えて考えることや、他国の政策なども知ることが出来ました。また、ワシントン合意(Washington Consensus)の評価を、様々な角度から見ることができました。 (橋本佳奈)

Today, professor Hasegawa gave a lecture on Global Governance of a globalizing economy. He explain world economic theory before and after WWⅡ, ideas of philosophers on world economic and so on. We could think about Japanese case and know policy of foreign government. Moreover, we knew revisiting on Washington Consensus from many other angles.(Kana Hashimoto)

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【Global Governance】2010.6.02 (Wed)Mr. Kazushige Taniguchi World Bank Representaive Explains Implications of Japan `s Declining Population for Developing Countries

Mr. Kazushige Taniguchi, the Special Representative of the World Bank in Japan delivered a lecture on 2 June at Hosei University. He explained the implications of the falling birthrate and increasing national debt on the future financial, economic and social conditions in Japan. After the bubble economy burst in the beginning of 1990`s, Japan`s economy in terms of GDP remained stagnant for twenty years, while it had grown rapidly in previous decades. This necessitated the Government of Japan to borrow extensively to finance its national budget deficit. Mr. Taniguchi said the level of Japan`s debt is higher than that of Greece, but so far it is financed by domestic saving. This may not be possible in the near future as the national debt continues to increase. To change this current prospect, it is not sufficient to cut down waste. He suggested that investing in developing countries in proper ways is one solution for not only Japan but also for the world.(Kotaro Takahashi)

本日は世界銀行駐日代表の谷口様をお招きし、日本の将来と途上国への投資の問題を中心にお話をいただきました。日本ではバブル崩壊以降株価や土地の値段が下がり出生率も低い状況が続いている。他方、経済対策としてバブル崩壊後20年間に年平均20兆円以上、国債を財源として予算を増やしながら減税をした結果、国の借金が累計で約500兆円増えたが、GDPはほとんど伸びなかった。 これらの借金の返済は大変なことだが、仮に予算のムダを20兆円切ったとしても、新しい借金が増えないだけで、過去の借金は一銭も返せない。 他方、日本の人口は今世紀末には現在よりも約8,000万減って、1/3になる可能性がある。 世界経済に目を向けると、途上国は過去20年間に10倍、5倍といった成長をしており、今後もアフリカを含めて高い成長の可能性がある。日本も、内向きなままではジリ貧である。世界に目を向け、途上国援助はチャリティではなく投資という発想で、途上国と共に発展するという戦略が必要。 日本が今後の世界と共に持続的発展をするためには、例えば環境分野に対して投資していくべきだと述べられました。(高橋孝太郎)

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【国際機構論】 2010年6月1日狩野明香理様 国連大学Programme Associate 

本日は国連大学より留学生支援プログラムの狩野氏をお招きし、講義を行いました。その中で国連とそのファミリーの財政的基盤と資金源について、「予算」・「収入」・「監査」・「分担率」の分野から詳しく説明して下さいました。最後には国連通常予算・PKO予算における分担率について、加盟国にとって、より「fair」である計算式の導入が望ましいと述べられました。(鈴木渉平)

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